今日は朝から雨なので、少しHPの更新を。

先日、ビニールハウスの補修と張り替えについて、打ち合わせをしてきました。
今回ご依頼頂いたお客様は、私たちが農業を始める前、まだビニールハウスの仕事をメインに活動していたときからのお客様で、定期的にビニールハウスの新設や補修、ビニールの張り替えをご依頼頂いています。
内容はいま建っているビニールハウスの長さを縮めてビニールを張り替えるというもの。補修というより、改造ですね。
去年、別のビニールハウスを張り替えた際、入口と反対側のつま面に今までなかった扉をつけたのですが、この改造により大分作業効率が良くなったみたいで、その時に今回の作業のご依頼をいただきました。1年越しのご依頼です。
実際農家をやっていると分かりますが、ビニールハウスは大切な収入源です。基本的にできるだけ作物が入るように計画を立てています。そしてこの時期、前の作物の収穫も終わり、満を持してのビニール張り替えです。
農業生産活動中心の私たちも同じ時期に暇な時期を迎えますから丁度良いんですね。

さて、具体的にはどんな作業か。
まずはいま張ってあるビニールを剥がします。私がビニールハウス関連の仕事をしているのは太田市北部の農業地域が多いのですが、この地域では耐用年数5年くらいの高品質なビニールを使用していることが多いです。このビニールですが、その耐用年数を過ぎると少しずつ破れが目立ってきます。大抵は天井の突起とこすれる部分や、スプリングでとめた肩の部分です。そしてこの破れを放置すると、ある日突然大きく破れます。
作物が入っているときに大きく破れるとさあ大変。作物の生育にも影響がでます。天井が5mほど破れたビニールハウスの穴を、とりあえず応急処置としてふさいだこともあります。
ビニールを剥がした後は通常であればこのまま新しいビニールを張ればよいのですが、今回はビニールハウスの長さを短くします。縮める側のつま面を撤去し、それと共に短くする分のアーチパイプ等も撤去、そしてまたつま面を作ります。ちょっとした仕事量ですね。
その後、採寸してビニールを発注。ビニールが届いたら新たに張ります。
この時、次の作物のスケジュールなどで時間がないときはあらかじめ予測でビニールを発注しておくこともあります。
そしてビニール張り、これが最大の見せ場です。このビニールですが、あまりきれいにピーンと張ると破れやすくなります。夏は暑さでゆるゆるに緩んでいるビニールも冬になるとその寒さで縮み、ピーンと引っ張られた状態になります。それが何年も続くのでだんだん破れてくるんですね。でもピーンと張らないと換気窓がきれいにそろって開きません。建てて何年も経っているビニールハウスはその骨格自体がだんだんと歪んできています。そんな条件が重なる中、できるだけ長持ちするようにゆったりとビニールを張りなおします。換気窓もできるだけそろって開くように。

新設や普通のビニールの張り替え以外にも、こんなこともやっています。